<モノクロ彩色>         画面をクリックすると大きくなります         <カラー彩色>   
A 講師の教室 」   明暗階調(TONAL VALUE)をしっかり掴み描く 14 -->    教材はA講師作品「水滴より」
                                                                                
走る車窓から秋雨風景(雨滴をピントに)
                                                               作画: 2013.12.03  &  17
指導
のポイント: ◎ 赤坂講師の数多くある得意技の一つ
   1枚目モノクロ彩色 (上左絵)

 1.手順
   1) 遠景: ベースにグラデーション下塗りをグレースケール#1〜3で画く。
       透けてる「滴」の地肌になる。乾燥(ドライヤーを使い)
   2) 「滴」をマスキングインクでする。 乾燥。
   3) 遠景: グラデーション中塗り「ぼかし」で画く、
       中濃度・グレースケール#4〜6。 乾燥。
   4) マスキングインクを取り除き、水滴、雨だれを画く(グラデーションで)。
   5) 全体を見て暗い部分を足す(明暗を引き出す)。 
   2枚目カラー彩色 (上右絵)

   
1. モチーフは春夏の緑一色。 これを秋模様の色つけに変える。
     暖色に「彼岸花」、「稲穂」。 背景は濃色の森林に。
   2.下絵、中塗りと全体に「ぼかし・グラデ」で。焦点を雨滴にするため。
   3. 雨滴は整列でなく散らす。彩色も周囲から内側へグラデを意識する。
     技法は下項による。
   
4. 彩色トーンは雨滴に邪魔にならぬように控えめにするが難しい。 
 
   
    [水滴、雨滴、雨だれ」描き作業の感想 (技法初めての体験)

   1) マスキングインクに強い「水彩紙」を使うこと。表面剥がれ、安いっぽい紙は避ける。
   2) 「滴」を表現(ピント合わせ)するには背景全体に水を塗り「ぼかし技」を効かせる。 (一眼カメラの絞り優先でできるように)
   3) 絵の具の乾きが早いと苦労するので凹凸のある「水彩紙」が良い。(ぼかしのため)
   4) 「滴」の明暗は映像が逆転する(凸レンズ)。空など上部が滴の下方に写り、下部の森畑などは滴の上方に。
            -->図で説明はこちらクリック -->雨滴の描き方 
   5) 乾燥(ドライヤー)は時間をかけて十分行うこと。
   
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