朝3時過ぎに臨時駐車場に到着。準備して3時45分頃出発し、五合目に向かう。
4時10分頃五合目の展望台に登り、明け始めた東の方角を展望して、登山開始。 「泉ヶ滝」を過ぎて、4時45分頃からご来光が始まり、50分頃に 神々しい状況になった。 ゆっくり「ご来光」を拝み、軽く朝食を食べ、登山を再開する。 緩やかな道が終わり、山道に入ると直ぐに「富士登山安全指導センター」に到着。 スピーカーで登山に関する注意事項を流しており、気分が高揚する。 写真は、ご来光 |
安全指導センターを過ぎると、本格的な登りが始まる。
初めは砂礫の多い場所だったが、急にごつごつした溶岩の道となり、1時間で 最初の山小屋(七合目2,700m)に到着した。 更に1時間登った山小屋から、ようやく八合目の山小屋が望めたが、 この八合目の山小屋(3,100m)へは、さらに10分程の急な登りが待っていた。 そして八合目の山小屋に到着したのは、7時前だった。 この山小屋を過ぎると防護壁の下に蓬莱亀石八大龍神の標があった。 登山道は溶岩と砂礫が交互に出てくるが、溶岩は、足場の場所が限られ、 登山道に設けられた鎖も支えには弱いので、頼りにならず登りづらいが、 砂礫の道は、まるで蟻地獄のようで、体力を激しく消耗するので、注意が必要。 写真は、「八合目山小屋を望む」 |
八合目の「白雲荘3,200m)」に7時25分に到着し、振り返ると雄大な景色が。
「白雲荘」から上を見上げれば頂上までの山小屋が重なって見える。 さらに1時間登り、8合5勺の「御来光館(3,450m)」に到達した。 登りは続き、9時45分頃、頂上直下の鳥居にたどり着いた。 写真は、八合目 |
苦労して、ようやく「富士山頂上奥宮」に到着した。9時50分だった。
高山病に苦しんだ仲間もいたが、5時間弱で無事に登頂できた。 「頂上奥宮」に参拝して、山頂に登り反対側の「剣が峰」を遠望する。 火口を覗いたりしながら15〜20分休憩して体調を整えた後、 時計回りに「お鉢巡り」を開始した。 お鉢巡りの歩道の所々で富士山の裾野まで見え、高さを実感する。 しばらく歩くと、宝永山がはるか下に見えてくる。 「浅間神社銀明水」を過ぎ、 駒ケ岳に登る。 駒ケ岳の直下は、「富士宮口の登山道」頂上で「浅間神社奥宮」がある。 写真は、富士山頂上奥宮 |
「富士山頂郵便局」のある富士宮登山口を過ぎ、いよいよ剣が峰を目指す。
剣が峰までの道は、まるで蟻地獄のような急な砂礫の坂で最後の試練。 苦労が実り、11時20分に「山頂三角点(3,775.63m)」に到達した。 山頂標の周りでは、皆が記念写真を仲良く順番に撮っていた。 頂上の上にある狭い梯子を登ると展望台がある。ここは、頂上より1m以上高く 間違いなく日本一の高さの展望台。ここから「釈迦ケ岳(3,756m)」を望む。 また、展望台の下には「電子基準点」があった。 写真は、山頂標 |
「剣が峰」の登頂を終え、剣が峰を振り返り、お鉢巡りを再開する。
剣が峰の下の、「安河原」には1m以上雪が残っていた。 少し進むと、左側が急な崖になっいるが、ここは「大沢崩れ」の上だった。 大沢崩れの上から剣が峰を望み、小ピークの所で昼食とする。 大沢崩れの上の小ピークから見る火口壁は迫力がある。 ここからお鉢周りは火口内部に下り、未知の世界を体験できる。 右下に「金明水」を見て、再び火口の上に戻り、緩やかな玖須志岳を過ぎると、 もうそこは、スタートした吉田口の富士山頂奥院です。 写真は、大沢崩れの上から見た「剣が峰」 |
吉田口山頂で一休みし、13時10分に下山道、から下山開始。
下山道は、登山道と異なり「砂礫の広い急坂」で、滑りやすく、また砂埃が凄い。 下山道は、登りに比べてはるかに楽だが、果てしなく九十九折が続く感じがする。 そんな時、登山道でもまるで野菜畑のような「オンタデ」の群生を多く見たが、 下山道では更に多く目を楽しませる。また、下のほうでは赤いホタルブクロも 多く見かけた。「オンタデとホタルブクロ」 朝4時半頃通過した泉ヶ滝を15時半過ぎに通過した。 五合目を目の前に、上を見上げると、優しい富士の姿が・・・ 写真は、泉ヶ滝 |