6月、西武秩父駅からバスで「三峰ビジターセンタ」まで行き、「雲取山」に登る。
ビジターセンターに着くと雷が鳴リ始め、雲行きが怪しくなったので、雨具を準備して登山開始。 登山口の鳥居をくぐり、坂道を登リ始めると雨が降り始め、雨具を着ける。 妙法ヶ岳分岐を過ぎ、炭焼平に達する頃には、雷鳴も遠くなり雨も上がる。 林の中の尾根道を進み、急坂を登ると地蔵峠で、焼失した小屋跡が立ち入り禁止になっていた。 地蔵峠の直ぐ先が霧藻ヶ峰で、命名した秩父宮殿下のレリーフが岩にはめ込まれていた。 霧藻ヶ峰にはトイレや避難小屋があり、テーブルやベンチも有り三峰神社方面の眺めも良いので 昼食にする。 しかし、ハエが多くゆっくり出来ないのが難点であった。 |
霧藻ヶ峰のレリーフ |
霧藻ヵ峰から急坂を下ると、1,450mのお清平で、また急な上り坂となる。
急坂を登り続けると、前白岩の肩のピークがあり、一度下って再び登ると 1,776mの前白岩山に到達する。再び雷雨となり、雨具を着けての登山となる。 100m以上の登り下りを繰り返し、「白岩小屋」で雨宿り(雨は直ぐ止む)し、百数十メートル登ると 三角点の有る1,921.2mの白岩山に到達する。 白岩山を下ると、芋ノ木ドッケ分岐があり、左手が健脚向きの芋ノ木ドッケへの道になっていた。 左手の健脚コースを進むと、道は倒木に塞がれ登り難い道を苦労して登ると、酉谷山分岐で、 右手に進むと芋ノ木ドッケで、ここからは分かり難い急な下り坂になっていた。 芋ノ木ドッケの急坂を下り、下の道と合流すると原生林の山道となり、「大ダワ」に至る。 「大ダワ」から、男坂を登る。坂道の周りには多くの苔が繁茂していた。 朽ちるに任せている古い山荘の横を登るり振り返ると、芋ノ木ドッケ・白岩山・前白岩山の稜線が望める。 緩やかな山道を進むと、綺麗な雲取山荘が、見えてくる。 雲取山荘に宿泊する。山荘の夕食は18時で、明日の朝食は5時、消灯は20時30分とのこと。 |
雲取山荘 |
朝は5時前に起床し、朝食後山荘の日の出を見て、6時前に雲取山荘を出発する。
山荘の脇の階段を上がると登山道になり、左手に巻き道があるが、雲取山への道を進む。 雲取山頂への道は大木に囲まれた苔むした道や、岩場などが続くが、山頂付近は緩やかになっている。 山頂は比較的広く、一等三角点が有り正面には 富士山の姿が遠望できる。 東京都の最高峰に相応しく、大きく視界が開けている。景色を十分堪能して、 少し下方にに見える雲取山避難小屋の赤い屋根を目指して下山する。 避難小屋からも富士山方面の展望が良く、その後も七ツ石山に向かう間も絶景が続く。 雲取山避難小屋から、これから進む尾根道や登る山々まで遠望できる。 尾根道まで下って振り返ると雲取山避難小屋と登山道がくっきりと見え、 山々の上を流れる雲の姿 が幻想的に眺められた。雲取山避難小屋の姿は、その後も多くの山頂から見ることが出来た。 富田新道との分岐点の傍に小さな小雲取山の登山道看板が有り、木に囲まれた小高い笹の中に山頂 が在る。 |
雲取山から望む雲海に浮かぶ富士山 |
小雲取山から急坂を下り、林の中を過ぎるて開けた場所が、ヨモギノ頭で、
再び砂礫の急坂を下ると奥多摩小屋があり、その先に五十人平のヘリポートがある。 尾根道を進むと、十字路になっているブナ坂に至り、中の道を登ると展望の良い 七ツ石山がある。 七ツ石山を下ると朽ちた七ツ石神社がある。穏やかな登り道の上が「千本ツツジ」で、近くには多くの ツツジがあり、またこの辺りから何キロにもわたり「蕨」が群生していた。 千本ツツジを過ぎて、また急坂を登ると1,733mの高丸山があり、急坂を下って再び登ると、 1,725mの日影名栗峰がある。急坂を下り、平らな場所に鷹ノ巣山避難小屋があり、 トイレも完備している。一休みして展望の良い1,736.6mの鷹ノ巣山に登る。 鷹ノ巣山を下山し、再び山頂を目指すと1,620mの水根山があるが、山名を記した看板が無い。 下ってまた登ると、看板が朽ちた1,523mの城山があった。 1,455mの将門馬場は、山と言うより広い丘と言う感じの場所だった。その後当分の間山腹をアップダウン しながら六ッ石山分岐に至る。分岐を過ぎて登ると1,452mの「狩倉山」に至るが、山名は無かった。 その後は標高差1,000m近い長い長い下りとなり、舗装道路に出ても終わりではなく、更に山道が続く。 羽黒三田神社の境内を過ぎても、まだまだ下りが続き、氷川神社を過ぎてようやく奥多摩駅に到着する。 |
鷹ノ巣避難小屋(拡大は、鷹ノ巣山頂) |